●凍える牙 乃南アサ
元上司オススメの一冊だったので読んでみました。
面白かった。けど、進めば進むほど、犬好きのわたしとしては複雑な心持ちになる展開だった。

●あなたには帰る家がある 山本文緒
誰の視点から見ている情景か、コロコロと入れ替わるから、途中何度か混乱。
人に言えないことをするとさいあくの結末になるよ、って話(それだけじゃないけど。ってか、むしろそんなのが主題じゃないけど)
何が怖いって、綾子も怖いけど、真弓と秀明の夫婦が怖い。っていうか、結婚ってなんなんだろうって思っちゃった。
読後はあんまり良くなかった。

●顔に降りかかる雨 桐野夏生
はじめっから「そうじゃねぇの?」って思ってた人が犯人。
いえ、正しく言うと、第一印象で「コイツだろ」って思ったけど、途中で「うーん、もしかして違うのか?」と思ってみたりもしたけれど、やっぱり結局犯人。
殺された女性にとって、まさに踏んだり蹴ったりの展開でちと可哀相。

●グロテスク 桐野夏生
上・下巻読んでみたけれど、めっちゃイラつく本だった。
気持ち悪い、ってのがそのまんまだけど、感想。
真実なんてどうにでも変わっていくんだなと怖くなったりもしてみたり。

●魂萌え 桐野夏生
これが桐野夏生?って思う本だった。
父の死後、愛人が出てきたっていうのは我が家と同じ展開だったけれど、我が家のドロドロはわたしは知らないので、他人事として読めた(母には絶対読ませられない)
妻って母って、大変なのね。
いくつになっても女なのね。わたしも女性だけれど、今の時点じゃ想像出来ない将来のことがちと不安になりまちた。
映画もちょっと観てみたくなった。

コメント

れな
れな
2007年2月24日22:07

グロテスク、私も読みました。
後味悪いし、気持ち悪いに同感。
桐野さんは好きなんですけどね・う〜ん

またホシコ様の読書レポート楽しみにしてますね☆

ホ シ コ
ホシコ
2007年2月24日22:56

ね?ね?
やっぱ気持ち悪かったよね?
わたしも桐野夏生だいすきなのに、読みながら落ち込みました。
あんなに後味の悪い本も珍しいと思います(-_-;)