最低最悪

2003年9月14日



3年間、彼のために伸ばし続けた髪の毛を切ろうと決心した。

彼のためにしてきたこと、彼との思い出のもの、全部無くしてしまおうって思って。

リセットしようって思ったのだ。


なのに。

なのに。

美容室で心の中で「もう忘れよう」って決意表明しながら切ってたら。
???

どっかで見た事ある歩き方。

どっかで見た事ある足元。

???
まさか!!!!!!
彼がやって来た。

鏡をはさんで1メートルちょいの距離に彼がいる!

なんで〜!!どぉして〜!!

同じ美容室なんて、聞いてない!!

前、別のトコに行ってたじゃん!!



心臓鷲掴みされたみたいに苦しくなって、眩暈がした。

絶対、絶対、絶対会いたくない!!!!っていうか、顔合わせたくない!!!!


美容師さんに、「彼と絶対顔合わせないようにできる?絶対気付かれないようにして!!」ってお願いした。

店中の美容師さんみんなに協力してもらって、上手い具合に顔合わせないようにしてもらった。



でも。


全然落ち着かなくて、背中の方から彼の咳が聞こえたり、彼の声が聞こえたりするたびにドキドキしてた。

ボソボソ話すから、何を話してるのかはわかんないんだけど、緊張した。

みんなに協力してもらったんだけど、彼に気付かれたような気がした。

一度、彼が私を見たような気がした。

視線を感じた。

ワタシは彼を見なかったけど。

って思うワタシはやっぱり自意識カジョーなのか?

意を決して断髪したのに、なんだかとっても中途半端なキブン。

スキなのかどうかなんて、感じてる余裕が無かった。

ただただ、彼に会いたくなかった。

フラれて髪を切ってる姿なんて、死んでも見せたくなかった。

彼のために伸ばしてることは、彼も知ってたから。



今まで、彼と出会ってから、偶然会ったことなんて一度もなかったのに、どぉして諦めた途端に会っちゃうのよ。

二回目だよ。

お願いだから、ワタシの前に現れないで。

会ったら、ワタシはまた期待してしまうから。


今日だって、会わないようにしながら、彼がワタシに気付いて声を掛けてくれることを心のどこかで期待してた。
どこまでバカなオンナなんだ、ワタシは。。。。





コメント